傷だらけの神経

ギランバレー症候群のようでギランバレーじゃない、CIDPのようでCIDPじゃない。シェーグレン症候群っぽくないのにシェーグレン。とにもかくにも身体障害者手帳2級の末梢神経障害が後遺症として残りました。あまりないケースかと思うので参考までに記録していきます。

第48話 "尊厳"

こんにちは〜



先週は更新しなくてすいませんでした…。なんと発熱でダウンしておりました。このコロナのややこしい時期に、なんかすいません状態でした。この身体にはかなりしんどかったです…。まあ結果的には風邪でした。復活したのでブログ再開します!前回の続きからどうぞ・・・



2016/5/11水

入院291日目

・昼ハヤシライス完食(こういう系は強いなー)

・リハビリ、介助入浴、トイレとにかくやる

・友達がお見舞いに来てくれ「うれしそうだったな〜」(妻メモ)

・昨日の医大生の件、僕は若くて対象にならないとのことで無くなる


なんやったんや!怒

でもラッキー!!



5/12木

入院292日目

昨晩、眠剤飲んだあとにむせて吐く。

かなり久しぶりに吐き、あの悪夢が少し蘇ったが、大丈夫なはずだと言い聞かせる。

むせやすいのでその勢いで吐くことはその後も今に至るまでちょいちょいあります。

まあでもあの頃と比べれば…ね?


100億倍マシですよ。



5/13金

入院293日目

・午前リハ移乗時失神。たまたま普段と違うリハの先生ビックリ

・外で車に乗る練習。グダグダ。乗ったついでに少しドライブした←new(拷問だった)

・入浴もあり夜にはグッタリ…

・それでも執念のトイレ練習


ドライブが気持ちいいなんて思える日は来るんか?



5/14土

入院294日目

・リハ室1周(50〜60m?)×3周歩く。妻、大ビックリ


起きることも出来ない状態からとりあえずここまできた。

ただ"歩く"とは言っても感覚神経が壊滅的なため上肢下肢体幹が全く連動せず、なぜ歩けてるのかよくわからん、視覚しか頼れるものは無いって感じの歩き



5/15日

入院295日目

妻とトイレに行き踏ん張った際、血圧下がり意識飛びそうになる。

「トイレの背もたれに付けさせて、頭をギリギリまで下げたら少し復活した。無理やり車イス乗せるより良さそう」本人は朦朧としてるので付添い人は試行錯誤です。

踏ん張らないと出ませんしねぇ…



5/16月

入院296日目

死に損ないの老人たちに囲まれ(人のこと言えない)、響くのはスタッフの怒声、不自由なままの身体、もうすぐ入院300日。

心底嫌になりました。ここに居たってもう治らない、それならば


「できるだけ早く家に帰りたい」


心から出た一言。


退院は6/1に決まりました



5/17火

入院297日目

ある朝のこと。オシッコしたく尿瓶をお願いしようとナースコールしたら、普段絡まない介護士が物凄い怪訝な態度で現れ


「ほんと毎日同じ時間に呼んでくるね(このクソ忙しい時間に)」


と言い放ってきました。


僕の中で沸々と湧き上がってきたのは"殺意"でした。


これだけ入院してたら色んな人と絡みますから、いっぱい嫌な思いもしてきたし、逆にさせてしまったことも多々あります。

でもアイツだけは絶対に許しません。

一生呪い続けます。


死んだ後も、死後さらに強まる念で呪います。



5/18水

入院298日目

妻と入籍して2年が経った。

一生守りますと約束したのに、逆に守られている。

これは新手の結婚詐欺です。

この日、妻仕事中に久々のラインを送る


「メールしてくれて号泣した」(妻メモ)


この落とし前は人生をかけてつけます


身体障害者手帳2級に認定される



次回へ続く・・・



〜今週思ったこと〜

病気して障害を抱えてからは、デフォで体調不良なので嫌だな〜と毎日のように思いながら生きていますが、久々に発熱でダウンしてみると、辛さ100万倍マシマシで、いやいや、マジで勘弁してくれ!でした。死ぬ時はこれの100億倍くらい辛いのかね?無理や…。なる早で安楽死できる世界が来ますように…



ではまた〜