第26話 "弱者"
こんにちは〜
改めまして、この振り返りは当時妻と母が記録してくれていたメモが元となっています。それでは前回の続きです・・・
2015/11/10火
入院108日目(中心静脈栄養中)
精神科Dr.往診。
「死にたいと思うことはないが、楽になりたいと思う」
と支離滅裂なことを言う。
まだ到底"生きよう"というところまではいってない。(今もそうですけど…)
「食べれるようになれば少し希望持ってくれるかな」(妻メモ)
夜、力尽きて吐いたときに血が混じる。
また胃カメラの話が出るが、
「吐きグセがついている」
「自分がもっと我慢すれば…」
「吐こうとしている」
などと自分のせいにし、拒否。
11/11水
入院109日目(中心静脈栄養中)
昨夜を引きずっているのか、朝から暗い。
"前向きにしよう"と母から励まされるが響かない。
母苦悩する。
夜吐くことが多いため高カロリー輸液に入れていた吐き気どめを、夕方に入れてみることになった。
食事、リハビリは特記事項なし。
11/12木
入院110日目(中心静脈栄養中)
昨日決めた夕方の吐き気どめを早速忘れられ看護師さんにキレてしまう。
(溜めて爆発するタイプです)
まぁキレたところで虚しいもんですよ。
どんなに気に食わない相手でも頭下げてお願いしなきゃ何も出来やしない圧倒的弱者ですから。
そんな屈辱にまみれた入院生活ですが、リハビリでは立つ練習を始めていて血圧低下の失神祭りとなっているようです。
PTさんは「その後大丈夫ですか?」とよく病室に顔出してくれました。
(アンタがやらせてんだろ!)
11/13金
入院111日目(中心静脈栄養中)
・朝まあまあ食べれる
・昼もまあまあ食べる
・14時ごろに吐いてしまう、最近は夜まで粘れていたのに…吐き気どめのタイミングか?(要相談)
・調子悪く、リハ室行けない
・母、導尿を教わる
一進一退。思い通りには進ませてくれません。
11/14土
入院112日目(中心静脈栄養中)
「はじめてのお留守番」
たったの2時間ですが家族が付かない時間があったとのこと。
逆に言うと動けなくなって100日以上、ずっと家族の誰かしらが24h付き添っていたということ!
いい歳こいた大の大人に!
恥ずかしい!穴があったら入りたい!
11/15日
入院113日目(中心静脈栄養中)
夕方、妻と涙の話し合い。
「こんなに苦労かけることになって悔しい。でも一緒にいてほしいと思ってしまう」
この日から、"妄想でもいいから1日にひとつ、楽しかったことを報告する"という約束をしました。
形を変えて今も続けています。
11/16月
入院114日目(中心静脈栄養中)
・朝全体の半分も食べる!
・リハビリ、車椅子に座っている時間を増やすため終了後10分くらいラウンジにいて、ベッド戻る時は看護師さんに介助してもらうシステムに
・自尿量が増える
・眠剤追加のタイミング失敗…
吐いてないっぽいです!
11/17火
入院115日目(中心静脈栄養中)
・久々に腹部CT(リンパ腫チェック)異常なし
・家族の負担軽減のため朝の食事介助は基本看護師さんに
・昼まったく食べられず
・リハはなんとかこなす
・昼を挽回しようと夜すいすい飲むが、吐く…
何かを挽回しようと焦ると大体失敗する!
次回へ続く・・・
〜僕の好きなこと〜
ツイッターのTL上でケンカが勃発するとおもしろいので好きです。悪趣味ですね。
ではまた〜